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院内の管理体制

透析機器安全管理委員会を設置していますが、これに加え、清浄化チームを設置しています。水質管理に関する様々な出来事(アクションレベルから細部に至るまで)に対しての迅速な対応と、管理体制や院内基準の改善・提案を行う事を目的としています。

設備と洗浄消毒

  • 透析用水製造工程から治療に使用されるまで間に、キャラクターC、微ET、EFー01、EFー02など各所に設置し、清浄度を担保しています。
  • 消毒工程においては、熱水消毒(赤い範囲)と薬液消毒(黄色い範囲)にて未消毒部分を最小限に抑えています。
  • 熱水消毒 : 週に一度(日曜日)。※熱水消毒範囲でのサンプリングポート(ゴムポート)を交換した場合のみ臨時で熱水消毒を実施しています。
  • 薬液消毒 : 塩素系(月水金)と過酢酸系(火木土)の交互封入にて対応しています。

水質検査

  • 生物学的汚染検査では、透析用水、透析液製造工程において各モジュールの前のサンプリングポイントにて検査を行っています。※図に示す以外のサンプリングポイントにおいては、必要に応じ採取・評価を行っています。末端透析装置の水質検査では、一度で評価が行えるよう、必ずETRF前後にて採取しています。
  • 生菌培養は、クオリティーモニター(白)にて R2A 培地を使用し、インキュベーターにて温度管理下で培養しています。エンドトキシン測定は、トキシノメーターミニを使用し測定しています。
  • 化学的汚染検査については、RO装置後のUF膜を通過した透析用水を、年に一度(夏季)実施しています。

院内管理基準

  • 当院の水質管理基準は、日本透析医学会、日本臨床工学技士会のガイドラインを元に随時更新を行っています。
  • on-line HDF が普及している中で、透析液の清浄化は絶対条件であり、これを担保するために生物学的汚染検査や化学物質汚染検査だけでなく、汚染原因となりうる可能性がある部分に対しては、管理基準をより厳しく設定し管理を行っています。
  • 水質検査にて、万が一検出された場合でも、再検査を行うと共に、生菌の種類の特定を行い早期の原因究明と対応が行えるような体制をとっています。
  • その他、RO装置においてカーボンフィルター前後の残留塩素測定、伝導度(原水・LRO水・RO水)や各モジュール前後における圧力差の日常的な管理を行っています。