お知らせ

準備中

シャントチームの活動

シャント管理表にて、各患者のシャント情報をスタッフ間で共有しています。

シャント管理表には、穿刺位置や人工血管の有無、止血方法、治療歴、その他注意点などを記載しています。

又、穿刺ミスなどのトラブルがあった場合に、詳細なトラブル内容の共有が行えるよう特記事項欄を設けています。

旧ホームページ「シャントについて」

当院でのシャント管理

新患者さんやシャントに問題がある場合の治療前後には必ずシャントエコーを実施しています。

定期でフォローアップを予定してトラブルを防止しています。

臨時シャントエコーの所見に応じで院内・院外で治療対応しています。

エコー下 シャントPTA

当院ではシャント狭窄の部位に応じて、院内でエコー下シャントPTA(バルーン拡張術)を施行しております。

透析来院時に院内で施行できる事や、エコー下で行うことで造影剤を使用せず放射線被ばくもない事が利点です。

定期的にシャントエコーを行うことで狭窄を早期に発見し、適切に対処することでシャントトラブルの予防に努めております。

毎回の穿刺時には

  • 見る、聴く、触るといったように理学的所見を穿刺前には確認し、シャントの状態を見た上で穿刺をしていきます。
  • 音が弱い、高音がする、拍動が感じられるといったようにどこかに狭窄のある可能性があったとき、透析を始める前にシャントエコーを行うようにしています。
  • 高音がするからといって必ず治療が必要なほどの狭窄があるというわけではありませんが、注意は必要です。血管の分岐部では高音がすることがありますので、エコーで確認して分岐部であり狭窄がみられない場合は気にする必要はないこともあります。
  • シャント音が弱いと感じた時、普段はどうなのか、以前より弱くなっているのかが重要です。
  • その時には一度検査が必要です。
  • 触れてみて拍動を感じる場合も同様に検査が必要になる場合もあります。拍動が感じられる際には狭窄の場所も見つける事が出来ます。
  • 触診で指一本で末梢側から血管に沿って触れたままスライドさせていくと、拍動がスリルに変わる(狭窄によって末梢側に圧がかかっている)のがわかることがあります。
  • このような内容はシャントの観察としてとても重要な項目になります。
通常 穿刺
エコー下 穿刺
シャントエコー